アキバさん

お客様から直接、感謝の言葉を
いただくようになりました。

2年前に品質保証部に異動しました。品質保証部とは、文字通りホックの品質を保証する部門ですので、開発から上がってきた案件に対して品質的、技術的な研究をして品質を高める役割を果たしていきます。また、実際に出荷したホックに品質上の問題が発生することもありますから、クレームを処理していくことも必要です。営業からクレーム報告があった場合、品質保証部として回答をしなければならないわけですが、本来とことん原因を究明し、本質を突き止めることが好きな性格ですから、粘り強く調べていきます。全く苦にならないです。時間を忘れて、ゾーンに入ったような状況になることもしばしばです。でも、原因がわかったときには、達成感がすごくあります。一概に弊社の非だけではないこともありますから、そのときは、粘り強くお客様に丁寧にご報告をいたします。直接お客様にお会いしてご報告することもあります。分析結果をご報告させていただくと、逆に感謝のお言葉をいただくことも多くなってきました。もともと職人になりたかったですし、憧れていましたから、そんなところがすごく喜びを感じるときです。大変だったけれど、「とことん追求してよかった。」と思う瞬間です。

ホックの業界で有名になりたいです。


クレームが来た時に、まず大切なことは、どの業界のどのお客様で、どのような状況でクレームになったのかを詳しく営業からヒアリングします。ホックはいろいろな業界で使われています。アパレル業界だけではなく、スポーツ用品業界、マリン業界、介護や病院、靴、鞄業界など、非常に多岐にわたります。お客様は、ホックの構造や技術に詳しい方もいらっしゃいます。そういった方には、より専門的に、より技術的に詳細にお答えしていきます。一生懸命にご回答をさせていただき、逆に感謝されたときは何事にも代えられない喜びです。 ホックの構造や技術にそれほど詳しくない方からのクレームに対しては、やさしく丁寧に説明をさせていただきます。同じように感謝のお言葉をいただく機会も増えてきました。こういった地味な作業の積み重ねで、しっかり真摯にクレーム対応をすることで、いつかは、「丸山の福田の言うことだから間違いがない。」といわれる存在になりたいです。

アキバさん

品証はクレームゼロが理想。


ホックは世界中の縫製工場で使われていますから、トラブルは海外で出ることがほとんどです。クレーム情報が入ってくるまでに時間もかかるし、真意が入ってこないこともあります。だから、クレームやトラブルが出ないことが重要です。トラブルの起こらない品質の確かなものをつくり、そして送り出すこと。それが自分の使命だと思っています。まだまだ、やり足りていないと思うし、成長できていないと思います。クレームは永遠になくならないと思いますが、限りなくゼロに近づけることはできると信じています。その理想に向かって頑張れるし、成長できると思っています。

世の中、環境対応に向かっている。


今どこの会社でも壊れなくて、しっかり機能するホックを作ることができています。これからは、さらなる付加価値を付けていかないと生き残れないと思います。アレルギーの起こらないホック、地球環境を害さないホック、人にやさしいホックをつくっていくこと。業界の基準を順守し、そして他社のホックよりいいものを作っていくこと。品証として、金属の素材選びや、開発工程、製造工程の品質管理を徹底してやっていかないといけない。そして、いつかはホック業界のリーダーになって、最先端の技術と品質で人や地球にやさしいホックを提供していきたいと思っています。そのためには先手を打つことではないでしょうか。後手を踏んでは、大手に叶わない。中小企業だからできることはたくさんあると思います。丸山は、いいことであれば、自由に何でもトライできる、チャレンジできる、夢を持てる会社だと思います。