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丸山金属工業は、塑性加工の専門紙「プレス技術」に紹介されました。

2014.07.14



日刊工業新聞社が発行している塑性加工の専門紙「プレス技術」8月号に4ページのインタビュー記事が紹介されました。一世紀以上に渡り、金属スナップボタン製造技術を蓄積してきた丸山金属工業は、ホック着脱の「バネ味」の数値管理を行い、たぐいまれな技術力のある会社として紹介されています。また、海外の直販体制を構築し製販両面での取組みやユニークな人材育成についても触れられています。

モノづくり革新の旗手たち⑰

社会の変化を捉え、恐れずに挑戦
海外での直販体制を構築し、
成長を続ける。

丸山金属工業(株) 代表取締役社長 河上達夫氏

インタビュー記事のまとめ

ホックで最も大切なことは、留めたり外したりする着脱の重さ、「バネ味」を最適化すること。丸山は心地いい「バネ味」のホックを作り続ける技術力を蓄積してきました。

また、ホックの宿命である、「製品より先に壊れない」をかたくなに守り続け、頑丈で高品質なホックを作り続けてまいりました。その高品質な製品を維持していくために一貫生産体制をつくってきました。ホックの仕様を決める開発、設計、金型製作、プレス加工、アッセンブリを社内で一貫してできることが当社の強みとなっています。

社員や現場が元気で活気があること、皆の行動と気持ちを一つにそろえることが肝要で、当社の浅野常務による勉強会で、製造の基本から新製品開発のポイトなどを指導して、技術の蓄積や継承を行っています。また「挨拶」が基本であることから、始業前のラジオ体操では並び方や団体行動を指導しながら、毎日挨拶に磨きをかけています。
また、プレゼンテーションスキルを学ぶためのコンクールを開催し、日ごろから社員の成長を促しています。

品質第一の市場で世界一のホックメーカーになることが目標です。そのための方針として、圧倒的な高品質製品や短納期で供給することは当然のことですので、さらる付加価値を求めて「新しいアイデアの創出」に積極的に取り組んでいます。そのためには、変化に機敏に対応し、早め早めに予測して需要を喚起し、新しいマーケットをつくることが重要です。たとえば、介護市場への参入やバリアフリー市場向けへの製品開発をしていくこと。また、セキュリティーが求められる財布やカバンへの用などを検討しています。どんな人でもホックの楽しさと便利さを享受できるよう、社会にも貢献していくことが会社の使命であると考えています。

海外マーケットの開拓にも取り組み始め、中国生産工場と連携をとり市場開拓を進め、中国を中心とした海外での直販体制を強化しています。

一方国内では、商社を介しての既存の流通ルートを活かしつつ、新規顧客や新たな市場開拓を始めました。そのためのさらなる製品改良と開発スピードのアップを全一丸となって挑戦し続けています。

一世紀余りにわたって蓄積してきた技術力、将来に向け継承していくための人材開発や、会社と社員がともに成長していくためのさまざまな挑戦が詳細に紹介されています。
これからも品質にこだわり、ホックの無限の可能性を追求し、新たなマーケットを創出して、社会にも貢献していく所存です。

「挑戦する丸山」に、どうぞご期待ください。


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